シニアからの学び

介護・主夫業・花作り, etc. シニアから学びの日々が再び

何故、人を嫌いになっているのか分析してみよう、私の結果は? また、人への先入観は禁物

私には、どうしても嫌いな人が何人かいる。でも、何故、嫌いなのか、どう考えても不思議。そこで、何故嫌いか分析してみることにした。

 

嫌いAさん  ←ほとんど私と同じ性格だった!

XX①自分がいかに偉いか、よくやっているかを示す

 ②人のことを考えずに、勝手に資料を作り、送ってくる

XX③俺がやる、俺がやりたいが強い

XX④目立ちがり屋

 

嫌いBさん  ←私と同じ性格だった!

XX①人のことを考えずによく電話してくる *私の場合はメール  

XX②人がサポートしてくれないと文句をいう

X③人のことをあまり考えずにあれをしてくれと頼む

XX④自分勝手な行動が多い

XX⑤人のことを考えずに優しさを押しつける

 

なお、XX、Xは以下の意味。

XX 今の自分と同じ性格・行動で、かつ直したい所

X  前の自分の性格・行動で嫌いだったもの

 

結局、嫌いな人には、私と同じ性格・行動パターンで、嫌いで直したい所を持っていた人。つまり、他人は自分の鏡。これじゃ、人を嫌いになってはいけない。自分と同じだから。なお、自分でも気に入っている性格・行動パターンを持っている人には、当然ながら親近感がわきますね。

これから言えることがもう一つ、自分が持っている性格・行動パターンを、嫌わずに、「まあいいか、嫌わずに仲良く、自分と付き合っていこう!」と考えたらいいかも。そうすると、嫌いな人も「まあ、気楽に付き合っていこう」と考えられるかもしれない。

 

もう一つ危険なのが、人への先入観、思い込み、危険です!


実は、先日、母が入っているグループホームの人が母の冬の服をわざわざ家まで取りにきてくれました。でも、とても無愛想。さっさと服を取って持って行きました。変な人だなと第一印象(これが先入観)。

 

で、翌日、「昨日の服の中に、ベストが無かったので、明後日取りに伺います!」という明るい声。あーこの人はいい人だなあ、昨日の人とは違うね(これも先入観)。

 

で、翌日、母のベストを取りにきたのは、何と!最初の無愛想な人、嫌だなと思った人。恐いですね、人への先入観!

 

おすすめの禅語が、「柔軟心(にゅうなんしん)」臨機応変に対応できるやわらかい心を持ちなさいという意味。

 

柔軟な心、やわらかい心って何?となりますが、「こうすべきだ、こうあるべきだ」、「しないといけない」という固定観念がなく、

 「物事をあるがままに、素直にみる」
 「臨機応変に対応する」

ということが基本になりますね。

人間関係は、固定観念バリバリですよね。チョットしたことで、「あの人はやっぱりこんな人」「あの人の性格はきっと・・・なんだ」と決めつけてしまう。決めつけられた人は、エッなんでと不思議ですよね。

 

最後に、アランの「幸福論」(67  汝自らを知れ)から

人間には自分自身以外に敵はほとんどいないものである。最大の敵はつねに自分自身である。判断を誤ったり、むだな心配をしたり、絶望したり、意気沮喪するようなことばを自分に聞かせたりすることによって、最大の敵となるのだ』

「アラン 幸福論」 神谷幹夫訳 ワイド版岩波文庫 から