花作りの基本、なんでも基本は同じですが、「何故、そうなのか？」「何のためにそうするのか？」の原則・原理を理解していないと、とんでも間違いを起こすことに気づきました。基本は簡単なようで意外に難しいです。
それが分かったのは、”夏の水やりの”時間、「夏の水やりは、朝か夕方の涼しい時間に」が原則。私は、これを理解せずに、ネットの記事を信用してました。なお、ネットには、間違いや不完全な情報が多いので要注意！！特に基本的なことは、ネット情報は要注意ですね。
＊＊＊ 〇正しい内容
【夏の水やりの目安】夏の水やりは、朝か夕方の涼しい時間に←原則
夏の水やりは、朝、まだ日差しが弱いうち（午前9時まで）もしくは、夕方涼しくなってから（午後4時以降）。晴天時は、土の乾燥が激しくなるので、必要に応じて朝、夕 2回の水やり。
＊＊＊ X間違っていた内容 （ネットで調べた内容）
【夏の水やりの目安（基本）】 回数 1日に2回
朝 7：00～10：00 夕 15：00～18：00
これは間違いでした！！
園芸を初めてから、ネットの情報を参考にすることが多くなりましたが、水やりなどの基本的なことについては、ネット情報は意外と様々な意見が多いということです。だからこそ、「何故？」、「どうして？」という疑問を投げかけながら、ネット情報をみないと、とても危険です。
ネット情報にダマされないために 「何故、そうなのか？」と考える
ネットで大幅に安くなっている高級ブランド品を購入し、ダマされる人も多い世の中。でも、何故、そんなに安いの？ それで大丈夫なの？ と考えると、いいかもしれません。Amazonでの買物、いつも注意しているのは、「何故、こんなに安いのだろう」と考えるようにしています。その時は、買いません。
とチョット脇道にそれましたが、料理の基本（主夫業3年目がいうことではないですが）は、野菜と果物の切り方、そして、包丁をよく研ぐこと、そして、手の爪はいつも短めに。料理超初心者の私が気をつけている料理の基本です。
野菜と果物の切り方が悪いと、味噌汁もダメ、サラダもダメですね。料理を作りたての頃は、もうむやみに野菜を切ってました。でも、大きく切った野菜での味噌汁、肉じゃがは、食べにくい、味がしみ込まないので、ダメでした。それ以来、野菜の切り方には注意を払っています。
そして、しばらくして分かったのは、包丁が切れにくくなると、野菜・果物も上手く切れず、美味しくなかったですね。それ以来、時々、包丁を研ぐことにしました。スパッと切れる包丁、サラダなど、本当に美味しくなりました。なお、切れない包丁で切った刺身は、とてもまずいですよ。刺身は、新鮮な魚と切れる包丁がないと、美味しくないですね。
そして、手の爪を短くすること。これは料理と花作りに関係します。実は、右手の親指にばい菌（多分、庭の手入れの時）が入り、右手の親指の爪をほとんど取られました。爪が全部復旧するまで1年ぐらいかかりましたね。料理の時、爪が伸びていると、そこから、ばい菌も入るので不潔。特に、花の手入れをした後に料理をする場合があり、爪が伸びていると、不潔になりますね。
料理は野菜の切り方が基本、園芸では水やり・花の手入れは基本中の基本。ということは、頭では分かっていました。でも、頭で分かっていてもダメですね。よく言われる、体で覚え、自然とできて初めて、基本が分かっているとなります。
そして、「基本だから簡単」ではないですね。基本だから難しい気がします。味噌汁も毎日作り続けて2年、花の水やりも毎日やって4年、それでも、まだ基本を本当に分かっていません。
宮本武蔵の言葉に以下があります。
「千日の稽古を鍛とし 万日の稽古を練とす」
簡単に言えば、千日の稽古で技を習得して、万日の稽古で技を練り上げるという意味です。例えば、千日（1000日）は約3年、万日は約30年。私の解釈は基本が身につくまで3年、その道のプロになるまでは継続して30年かかると考えています。
花作りも料理も、基本は、そう簡単は身につかないですね。コツコツとやって初めて身につく気がします。そして、基本ほど、何故そうなのか？ 何故そうやるのか？と考えないと、簡単だからと、勘違いも多そうな気がします。
そして、基本を間違うと痛い目に会いますね。私は、花の水やりの時間のタイミングを間違って、花を枯らしてしまいました。また、花殻摘みを忘れた時も、花の元気が無くなりました。分かってしまえば、簡単なことでしたが、分かるまで時間がかかりました。実は、食器の片付け、簡単と思っていましたが、どんな場合でも、どんな食器でも、綺麗に汚れが取れるようになるまで時間がかかりました。基本的なこと、簡単なこと、意外に難しいです。
