シニアからの学び

介護・主夫業・花作り, etc. シニアから学びの日々が再び

園芸も料理も 地道な努力からの「自信」と「チャレンジ精神」が大切

実は、あるとき、一部傷んでいたリンゴを、傷んでいた箇所のみ切取り、あとは、キチンと食べやすいように切っている自分を見て、「あー、果物がどんな状態でもキチンと切れるようになった!」と妙に感心していました。

私の食事は、3食ともに野菜と果物のサラダ付き、特にリンゴは毎食食べます。そのため、一人暮らしでも、リンゴは、2~3日に一回は切っているので、もう何百回も切っていることになります。だから、リンゴ含め果物切りは自信になっています(小さな自信です)。

この「自信」という言葉の意味は、いろいろありますが、私が必要だと感じているのは、「自分で自分の能力や価値などを信じる」という自信。この自信が無くなると、前向きになれず、できることもできなくなります。簡単なリンゴ剥きでも、形の悪いリンゴや傷んだリンゴを見て、自信が無く、チョット難しいかなと感じるとダメですね。

園芸や料理で、どんな状況になっても、難しく考えずにサッサとできるためには、やはり「自信」が必要だと感じています。でも、この「自信」はどこから生まれるかな? 私の経験では、たくさんこなすこと、そして、失敗を経験することですね。

宮本武蔵の言葉に次の言葉があります。「鍛錬」は、この言葉からきていると言われています。

「千日の稽古をもって鍛となし、万日の稽古をもって錬となす。」

「鍛」=千日(約3年)、「錬」=万日(約30年)、武道の上達にはそれくらい長い時間をかけて、地道な稽古が必要だということです。私は、何をするときでも、この言葉が頭にあります。主夫業も約2年半、「鍛」の千日まで、もう少しです。これで、ようやく半人前かな? でも、もう高齢なので、プロ級の一人前の「錬」にはなれません。

園芸も同じで、もうすぐ「鍛」の半人前にはなれますが、一人前にはなれません。でも、趣味の園芸をみていると、すでに、「錬」(約30年)に達しているかたもおられるようで驚きました、プロ級ですね。

なお、日を回数にすることもできますね。「鍛」=千回、「錬」=万回。例えば、味噌汁をつくるのを千回やったら半人前、万回やったらプロ級の一人前。私は2日に1回味噌汁を作るので、約5年半で半人前になりますね。

ずいぶん脇道にそれましたが、何事も確実な自信が身につくのは、この「鍛」の千日(約3年)が必要な気がします。それまでは、コツコツ地道な努力ですね。

そして、もし一つ大事なのが、自信が無くなった時の「チャレンジ精神」です。これがあると、自信が復活できますね。

最近、料理で自信を無くしたのが”味噌汁”、今の時期、味噌汁は、鍋に入れたまままにしておくと、すぐにダメになりますね。続けて2回失敗しました。分かっていたのに、やってしまった失敗! でも、ここで落ち込んでは主夫のメンツに。そこで、「チャレンジ精神」の出番。いろいろ調べた結果、味噌汁を作ったら、すぐに何個かのお椀に分けて、冷ましてから、冷蔵庫に保管すること。こうすれば、1日以上もちます。

「味噌汁を作ったら、何個かのお椀に分かて、冷ましてから、冷蔵庫に保管」

これで、梅雨・夏の時期の味噌汁の作り方が決まりました。昨年まで、どうやって、この時期の味噌汁作っていたんだろう?本当に不思議。でも、味噌汁に自信を無くしていましたが、チャレンジ精神で自信が復活。

園芸も同じでした。昨年まで失敗し自信を無くしていた「ナデシコ」と「ダリア」。今年は、育て方をネットで確認しチャレンジ。同じことをチャレンジする場合は、”工夫して再チャレンジ”することが大事ですね。

ナデシコ」は水をやりすぎないように、梅雨に入ってから切り戻しして育てています。「ダリア」は花の手入れが大事で、脇芽かき、摘芯、切り戻しなどありますね。でも、まだ、充分理解できていないので、まだまだ修業。

私は主夫業と園芸をやる中で、地道な努力からの「自信」と「チャレンジ精神」が、いかに大切か分かりました。これからは「鍛」千日(約3年)を身近な目標に、「錬」万日(約30年)は、後何年生きるか分かりませんが、出来るだけ近づけるよう、頑張りたいと思います。まさに「鍛錬」ですね。