シニアからの学び

介護・主夫業・花作り, etc. シニアから学びの日々が再び

ストレス多き現代、自分なりのストレス対処方法が必要 ~コーピングリストが有効

今の時代、様々なストレスにさらされますね。最近は、ウクライナ紛争、イスラエルハマス衝突など世界の衝撃的なニュース、さらには、豪雨、地震などの自然災害、超高齢化社会、AIなどのIT技術の進歩・・・などなど、昔と比べ、情報量は膨大になり、ストレス多き社会になっています。

 

そんなストレスの多い時代、たまったストレスをなんとか減らしたいですね。なお、そんな時に役立つ手法に「コーピング」というのがあります(coping=英語で対処の意)。何らかのストレスを感じたときに行う対処法のことです。実は、これを知ったのは、認知症の母を介護しているときでした。

 

自分なりのストレス対処方法をリスト化(コーピングリスト)

あらかじめ、自分なりのストレス対処方法をまとめたものを「コーピングリスト」として作っておくと、ストレスがたまった時に便利です。私の「コーピングリスト」を紹介します。この「コーピングリスト」、もっとたくさん作ろうと思います。実は100個ぐらい作っておくと良いということです。

【夢一灯のコーピングリスト】~まだまだ少ない!

・甘いお菓子を食べながらコーヒーを飲む
・ネット・TVを遮断してラジオを聞く
・花の手入れをして花を観賞する
・音楽を聴く(ボサノバ、ジャズ、クラシック)
・好きな果物(リンゴ)を食べる
・料理を作って美味しいものを食べる
・本を読む(特に古典)

 

刺激的な情報から遠ざかる~ネット・TVを遮断しラジオ活用

ネット情報やTVでのニュースでの、紛争、自然災害などの刺激的な画像・動画・映像が多いので、最近、ラジオを聞き始めました。ラジオは音声だけ、画像も動画も映像もありません。だから、変な想像が膨らむこともありません。

ラジオでも、最新ニュース、天気予報、様々な情報を入手することが可能です。それに、音楽も聴けますね。災害発生時にも、最新の情報を得ることができます。パソコン、スマホのように、通信ができず利用できないということもありません、電気が切れたら乾電池を交換するだけ。

 

花の観賞で心身のストレスを緩和

実は、花の画像を見ただけで、ストレスが緩和するという実験結果が、農研機構により発表されています。実験参加者に不快な画像を見せ、その後、花の画像を見せたところ、恐怖や嫌悪感が減少しポジティブに転じ、上昇していた血圧は3.4%低下。また、ストレスによって上昇するホルモンの値は、花の画像で低下したそうです。すごいですね、花の効果。ストレスがたまっているときや、ネットの不快な画像を見た後は、庭の花でも見に行ったらいいですね。

参考:
(研究成果) 花の観賞は心身のストレスを緩和する | プレスリリース・広報 https://www.naro.go.jp/publicity_report/press/laboratory/nivfs/135407.html

園芸には様々な癒し効果が

園芸の癒す効果は「園芸療法」と言われ、心の健康・体の健康・社会生活における健康の回復を図ると言われています。(兵庫県立)淡路景観園芸学校が作成された資料に分りやすい説明がありました。

参考:
園芸療法5つの癒し 人々の健康回復とセルフ・ヒーリングのために
https://www.awaji.ac.jp/htcp/wp-content/uploads/sites/3/2023/07/ef4ba2868889a20940f1a8ce69adf1c9.pdf

この資料で説明している園芸療法の癒しは以下です。確かに、どんな時でも、花の手入れをすると、無心になり、脳は休まり、花を見て笑顔になりますね。

①思考している脳が休まり、ストレス状態から回復する
②植物の色・形・大きさ・香り・手触り・味などで快感情をもたらす
③植物の芽生え、成長は多くの人に喜びを感じさせる
④植物の栽培で創造力が生まれる
⑤花を見て笑顔になると、その笑顔を見た人も笑顔に

生きている限り、ストレスはたまります。ストレス無しでは生きていくことはできないと感じています。でも、ストレスをためると心身にかなりのダメージを受けます。だからこそ、自分を守るために、様々な工夫をして、なんとかストレスを減らす方法を考えることが大事ですね。私は、少々敏感なので、かなりストレスがたまります。これからも、ストレス低減方法を考えていくつもりです。

 

自分は一番の親友 自分に優しくすることは一番のストレス解消

なお、思い通りにならない自分に、いらだったり、腹が立ったり、情けなく思うことがあります。でも、大事なのは、どんな時も、自分に優しくすることが大事な気がします。いちいち落ち込んでいては、自分が可哀想です。自分は一番の親友ですね、「たまにはそんな事もあるよ、気にしない、気にしない」と自分に優しくすることは一番のストレス解消かもしれません。