シニアからの学び

介護・主夫業・花作り, etc. シニアから学びの日々が再び

多様な楽しみで頭をからっぽに 心も体もスッキリ

楽しみ、これが無かったら、考え過ぎの私の頭は暴走します。庭に出ての花作り、これで頭はからっぽになり、運動にもなって、心も体もスッキリ。そして、料理も私の楽しみ、野菜や果物を無心に切ってサラダやおかずを作り、これでも頭はからっぽになり、心も体もスッキリ。

人間は頭でっかちの生き物。頭優先で生きているような気がします。この頭でっかちがくせ者ですね。人は考えすぎて、時に頭が暴走し、心身共に不調になることがあります。でも、生きる上で大事なのは、頭より、やはり”体”。体が資本なので、体の声を聞き、もっともっと体を大事にすることが必要ですね。

そのためには、”楽しみ”で行動して、頭をからっぽにし、心も体もスッキリさせることが必要ですね。そして、大事なのは、室外、室内などの、多様な楽しみを持つことですね。

例えば、晴れの日には、室外の庭に出て花作りができますが、雨の日はできません。そんな時は、室内での料理などが楽しみになります。また、体がしんどいときの楽しみも必要。私は、あー疲れたなと感じた時は、コーヒーをドリップでゆっくり入れて、音楽を聴きながらコーヒータイムを過しています。この時の音楽はボサノバなどの緩い音楽がいいですね。

なお、最近面白いと思っがたのが「食べる瞑想Zen Eating」、五感を最大限に使って食事を、ゆっくり味わうという内容です。そう言えば、私は食事を本当に楽しんでいないですね。いつもガツガツと素早く食べて、ゆっくり味わっていません。ゆっくり食事を味わうと、いつもは感じなかった味を感じることができます。また、コーヒー、紅茶などを飲むときも、ゆっくり味わって飲む、このことで、頭がからっぽになりますね。ゆっくり食べたり、飲んだりするのも、瞑想になります。

そして、大事なのが ”ボーとする楽しみ” を持つことです。

以前にも紹介した、「何もしない」時間を味わう、オランダ発のリラックス法「Niksen(ニクセン)」。何もしないでボーとすると、セロトニンが分泌され、元気が出て、病気になりにくくなる効果があります。

ボーとすることは、頭にも体にも良いことなんです。窓の外をボーッと眺めたり、ソファに寝転がって音楽を聴いたり。ぼーっとするのが苦手な人は、「目的なく何かをする」ことでもいいそうです。例えば、何も考えずに、洗い物をしたり、掃除したり、このような単純作業もニクセンになります。

なお、ニクセンをすることで、ひらめきが生まれやすくなるそうです。私たちの脳は、実はボーッとしているときにも活動を続けています。このボーッとしているときの脳の活動は、「デフォルト・モード・ネットワーク」と呼ばれていて、脳が記憶と記憶を結び付けたり、情報を整理したりするのに役立っているそうです。

私が見つけた”ボーとする楽しみ”

それは、Amazonプライムビデオで「世界の車窓から」を見ることです。世界中の美しい景色を見ながら、穏やかなナレーション、心地よい音楽、列車に乗っている人の笑顔、知らなかった世界中のことを知ることができ、心も温まる「世界の車窓から」は、お勧めです。

なお、経済協力開発機構OECD)のメンタルヘルス(心の健康)に関する国際調査によると、日本では、うつ病うつ状態の人の割合は、新型コロナ前でも約10人に1人、新型コロナ流行時は5人に1人の人が、うつ病うつ状態になっています。やっぱり、頭でっかちなんですね。

参考:コロナで日本人の「うつ」倍増、米も3・6倍…若い世代や失業者ら深刻化 : 読売新聞

www.yomiuri.co.jp

このような精神的不調から脱出する方法の一つも、”多様な楽しみ”だと思います。私の経験で言えば、じっとしていると、頭はグルグル回り、余計な事を考え、時には暴走します。

以下のような、頭をからっぽにする、多様な楽しみを持つことで、”考え過ぎ”という人間の特性から逃れられ、精神的不調も防ぐことができると思います。

①運動になる楽しみを持つ *認知症予防にも
②室外・室内での楽しみを持つ
③ボーとする楽しみを持つ

なお、楽しみの中でも、園芸、料理は、私には最高の楽しみです。そして、園芸は、花さん達から元気をもらえますね、花に話しかけてもOK!(近所の人に見られないように)。園芸は、いろいろな楽しみを与えてくれます。

それにしても不思議なのは、グウタラ亭主から、園芸や料理が楽しみになったのは、認知症の母を介護してからでした。それまでは、パソコン三昧で何もしないグウタラ亭主、それを変えたのが認知症の介護でした。

認知症介護をするようになったのは全く予想できなかったこと、そして、この辛くて厳しい介護の後に、園芸・料理という楽しみができたこと、「長いトンネルの中から抜け出したら青空」、縁とは全く不思議なものです。