シニアからの学び

介護・主夫業・花作り, etc. シニアから学びの日々が再び

認知症介護

大らかさを学んだ 母の介護施設切替え

実は、母がグループホームを退所せざるを得なくなりました。グループホームの施設管理者との意見の食い違いが原因でした(自分にも責任がありました)。 私に取っては一大事。そんなに簡単に次のグループホームが見つかるはずも無く、ただひたすらにいろんな…

認知症は“別世界に行くこと” 前向きに明るく考えたい

最近の某TV局の認知症番組、改めて、マスコミ関係者にとって、認知症は“異常な世界、辛い世界”で、家族は振り回され大変! といういつものパターンの番組でした。 私は認知症の母を自宅介護して、認知症のスゴさを実感しました。大声で母と何度も言い合った…

老老介護について 大事なのは一人で抱え込まないこと

またしても痛ましい事件が老老介護で起きました。誰にも打ち明けられぬまま、3カ月以上遺体とともに過ごしたのは、一人で介護していた同居の長女(69)。 「私が虐待していたと思われるんじゃないか、と思い通報できなかった」と、死体遺棄罪に問われ法廷に…

親を介護して思うこと 私には介護は生き方を見つめ直す良い機会に

介護はそれぞれの家庭で事情が異なるので、今回、書いたことは、あくまでも、”私の家庭”の場合です。まあ、こんな介護をしている家族もいるんだなと思ってくれたら幸いです。 以前、毎月、福岡から郷里に行き、父の介護をサポートしていましたが、父が亡くな…

認知症介護で自分の直すべき性格(欠点)がはっきり分かった

認知症の母を介護して、どんどん自分の性格(欠点)がはっきりわかるようになってきた。認知症の母は、私の対応に敏感に反応するので、はっきりと自覚出来る。 なお、自分の性格(欠点)がはっきりしたことで、少しずつ改善しようと努力しましたが・・・やは…

介護で学んだ認知症 人により認知症の症状は様々、思い込みを捨て状況を素直に見る

私は、認知症の母を介護するまで、認知症には人並み以上に理解していると思っていました。認知症関係の本もいくつか読み、テレビの認知症関係の番組にも関心を持っていました。さらに、認知症予防にも関心を持っていました。 しかし、認知症の母を介護して、…

認知症でも食事は基本 美味しい料理で心も体も満足 ~役に立つ料理本も紹介

認知症の母の介護で、男の私は慣れない家事をしていたので、食事も、冷凍品や宅配の弁当で済ませ、実に味気ないものでした。 しかし、介護中の冷凍品の食事には、さすがに数ヶ月で飽きてきました。 いくら介護中でも、やはり、元気の素は「食事」。 あるとき…

得意なものは認知症でも可能 母は認知症になっても、家事は上手だった!

母が認知症になり、主に私が家事をすることになりました。でも、家事と言えば、私にできることは、皿洗いとお風呂の掃除ぐらいでした。 一番困ったのは、料理。私には、ご飯を炊いた経験も味噌汁も作った経験も無く、困りました。 しかし、幸い、母は認知症…

認知症介護では、周りの人達との信頼関係が大事

認知症介護をしていると、余裕が無くなり、ついつい、物事を悲観的に考え、悪いようにとらえがちになりました。 そして、認知症介護の辛さをなかなか理解してもらえないことで、家族や兄弟、ケアマネジャーなどの不信感も強くなっていきました。まあ、もとも…

これからの時代 認知症とうまく“付き合う”ことが大事

認知症と付き合う時は、早い順に以下のようになると思います。②と③は逆になる場合もありますね。 ①認知症の親を介護する②自分が認知症になる③配偶者が認知症になり介護する④子供が(若年性)認知症になり介護する 年をとればとるほど、認知症になる確率は高…

認知症の“記憶障害”で生活がどのように変わったか?

認知症の母を介護する前は、認知症の“記憶障害”は、財布が無くなった!と騒ぐことかと単純に考えていました。しかし、“記憶障害”は、生活のあらゆる場面で障害になり、生活が不自由になることが介護をして分かりました。 母は数分前のことを忘れるので、まず…

認知症の治療は医師の選択が大事 治療は医師と介護者の連携プレー

母が夜に「財布がない」と電話をかけてきたり、状況がおかしくなったので、認知症の診断をしようと思い、相談したのは、ケアマネジャーでした。 ケアマネジャーからいくつか評判のよい先生を聞いて、その中から、今後、様々な病気の診断もあると考え、総合病…

認知症の段階は4つ、早い段階での治療開始、段階は急に変化

認知症の進行、4つの段階があります。 ①軽度認知障害(前兆、MCIと呼ばれます)②初期(軽度)③中期(中度)④末期(重度) 認知症はできるだけ早めに発見し早めの治療ですね。私の母は「②の初期(軽度)段階」で認知症を分かったので、自宅介護を進めること…

物事の手順が分からない”実行機能障害” 料理ができなくなり、電気製品の操作も戸惑う

認知症障害のひとつに「実行機能障害」というのがあり、順序よく物事をおこなうことができなくなります。 ある目標に向かって手順通りにできないことで、電気製品の操作ができなくなったり、簡単な料理しかできなくなり、戸締まりなども不十分になります。 …

日時・場所が分からなくなる“見当識障害”で、月日・季節・場所を間違うようになった

認知症の症状として代表的な”記憶障害”がありますが、もう一つ、生活で様々な障害を発生するものに”見当識障害”があります。これも、日常生活に大きな影響を与えました 月日・場所が分からなくなるので、生活面で支障がでます。月日が分からないので、母は季…

最近の記憶が無くなる“記憶障害” 生活の様々な所で障害に!

認知症の代表的な“記憶障害”、認知症の母を介護して、その大変さが分かりました。最近の記憶が無くなる記憶障害、実は生活のあらゆる面で障害になります。 なお、何をどこに置いたのか分からないので、服の管理ができなくなりました。そのため、プラスチック…

認知症は早期発見が重要! 早期発見できれば薬で進行を抑えることも

認知症はやはり早期発見が大事だと考えています。また、認知症は長い闘いなので、信頼のおける精神科を探すことも、とても大事です。 私の父と母は2人ともに認知症でした。父は亡くなってから認知症と分かりました。母は、認知症の初期段階で分かりました。…

認知症の自宅介護がいきなりスタート 認知症とは何かを急いで勉強

私の認知症自宅介護は、経験も知識もほとんど無く、不安といらだちからスタートしました(このような方も多いと思います)。 母の行動がおかしいことに気づき、精神科を受診したところ、すぐに、母が”レビー小体型認知症(認知症+パーキンソン病)”が判明し…

認知症介護には基本知識が必要 ~私が参考にした本の紹介

認知症について知識がないと介護はできません。私の介護は、母の世話をしながら、認知症とは? レビー小体型認知症とは? を本で理解するところから始まりました。 最後の方に、母の介護を始めてから読んだ本の中で、参考になったものを紹介します。 ちなみ…

認知症の中核症状と周辺症状の理解は必須

記憶障害などの脳の異常によって起こるのが“中核症状”、暴言や徘徊などの中核症状によって起こるのが“周辺症状”です。 この二つを明確に分けて理解することはとても大事でした。 【中核症状】認知症の全ての人に現れる症状 ①記憶障害・・・5分前のことを忘れ…

認知症介護は別世界、そして自分の欠点がよく分かる世界だった

認知症の母を介護してから、強く思ったのが、あーこれは”別世界”だなということ。つまり、自分がこれまで生きてきた世界とは違うということです。 ・ 母は自分が隠した財布が見つからず、「泥棒が入ったよ!」と言いながら家中をさがしたり、・「これは後で…

認知症は本当に防げるのか? 85歳以上は2人に1人が認知症の時代に

私は、母が認知症(86歳の時に認知症と診断)になるまでは、一部の人が認知症になると考えていた。 しかし、亡くなった父は、亡くなる直前(88歳)の検査で認知症と分かり、義理の母も88歳で認知症と続き、両親+義理の両親の4人のうち3人が認知症。おやっ、…

母が”レビー小体型認知症”になった やはり認知症診断は早めに

母を連れて、病院の精神科に行って、認知症診断を受けた結果、”レビー小体型認知症”ということが分かった(2019年1月)。 認知症には、それまで関心があったが、”レビー小体型認知症”と聞くと、エッ何?という感じだった。 それから、本などで調べて、一般的…

認知症の世界は、日常とは違う別世界

認知症になると母の行動はかなり遅くなりました。今まで手際よくやっていた食事の片付けは2倍の時間がかかるようになりました。最初はイライラしていた私でしたが、あきらめざるを得ませんでした。 行動にも一貫性が無く、寝る前には電灯は消灯してねと言っ…

認知症介護は別世界、また自分の欠点がよく分かる世界だった

認知症の母を介護してから、強く思ったのが、あーこれは”別世界”だなということ。つまり、自分がこれまで生きてきた世界とは違うということです。 母は自分が隠した財布が見つからず、「泥棒が入ったよ!」と言いながら家中をさがしたり、「これは後で洗濯す…

”小さなことにこだわらない”というのは認知症介護のキーポイントかも?!

認知症の母を介護していて、いつも失敗するのが、母の行動を否定したり、責めたりすること。否定したり責めると、母はきまって、被害妄想+暴言を起こしました。 なお、認知症の母を否定・責めるのは、だいたい”小さなこと”。もし、この”小さなこと”に、こだ…

(認知症の介護)どんなことがあっても責めてはいけない *認知行動療法「認知のゆがみ」も紹介

(レビー小体型)認知症の母の介護で、ダメだと知りながら実行できないのが、”母の行動を否定したり、責めたりすること”。認知症の介護の中では、「責めること」は絶対にやってはいけません。 私が母の行動を責めると、必ずといっていいほど、母は被害妄想に…

私の「元気の秘訣」は、認知症の母と一緒に作る「手作り料理」

私は、現在、認知症の母を自宅介護しています。 実は、私の「元気の秘訣」は、認知症の母と一緒に作る「手作り料理」です。「手作り料理」は、作る楽しみもあり、できた料理は体にも心にも暖かく、私も母も「元気の素」になっています。 (注)認知症の介護…

認知症の世界は、失敗を許す(失敗が許される)世界

認知症の母を介護して気づいたのは、認知症の世界は、これまでの考え方や価値観が通用しない世界であるということでした。 最初は介護に戸惑っていた私も、認知症の世界は、これまでの世界と違うことが分かると、介護が楽になり、認知症の母も安心する介護が…

認知症は本人にとって辛くて不安なもの 実践した安心させる5つの方法

レビー小体型認知症の母と一年間過ごしてきて、母の辛さや不安が分かっていない自分に気づきました。 直前の記憶が消えると言うことは、認知症の母にはとても辛く不安のはずで、認知症が進み、記憶障害などで不安が増しているように感じました。 なお、認知…