シニアからの学び

介護・主夫業・花作り, etc. シニアから学びの日々が再び

認知症介護で自分の直すべき性格(欠点)がはっきり分かった

認知症の母を介護して、どんどん自分の性格(欠点)がはっきりわかるようになってきた。認知症の母は、私の対応に敏感に反応するので、はっきりと自覚出来る。

なお、自分の性格(欠点)がはっきりしたことで、少しずつ改善しようと努力しましたが・・・やはり、長年身についた悪癖なので、なかなか改善しない。

でも、自分の直すべき性格がはっきりした上、直さないと介護がうまくいかないので、わずかですが改善してきました。

それにしても、まさか、認知症介護で、自分の性格(欠点)が、こんなにはっきりするとは驚きでした。

認知症の介護で、最初は、自分の人間的欠点が分かるので、本当に嫌でしたが、このままだと、認知症の母の被害妄想や暴言がひどくなるので、半分、開き直って、少しずつ改善していきました。

母の為にも、私の為にも、自分の性格(欠点)の改善は必要でした。

[私の性格(欠点 )]
これでは、認知症の母の介護を続けるのは、とても無理でした。私の性格は、認知症の介護には不向きでしたね。

①怒りっぽい
②思い込みが強い
③偏った完璧主義
潔癖症
⑤人の言動をすぐに否定する

①私の「怒りっぽい性格」
この性格のお陰で、ずいぶん母に申し訳ない対応をしました。

母が同じことを何度も聞くと、怒りっぽい私はすぐに母にいらだち、ときには怒ることもありました。記憶障害だから仕方がないのに・・・

母が冬なのに、少し暖かいと、夏のパジャマを着ようとしたので、とっさに私は、「今は冬だよ!」と母を叱ったこともたびたび。見当識障害だから、日にちや季節が分からなくっているのに・・・

母が洗濯機を使おうとして、どんな手順で操作するのか悩んでいるときに、とっさに私は、「なんで分からないの! こうすればいいでしょう」と母を叱ったことも。母は、手順が分からない実行機能障害になっているのに・・・

②私の「思い込みが強い性格」

母が認知症と診断されたときから、母は以前のように家事はできないと、私は考えがちになりました。この思い込みのお陰で、介護をスタートした頃は、母が出来ることも、私が無理矢理やってしまってました。

③私の「偏った完璧主義」

私は、一度決めたら、その通りにやらないと気が済まない性格、そして、何事も決めた順番にやらないとダメ。この性格のため、お風呂掃除、部屋の掃除などをいつも徹底的にやり、家事がかなり重荷になりました。

でも、認知症の介護で、完璧にできるはずは無く、手抜きしながら家事をすることを、少しずつ覚えました。

細かいことですが、母がお風呂に入りたくないというのに、無理矢理入れようとして、何度か言い合いました。また、服は毎日着替えないといけないと母に迫ったこともあります。高齢で認知症の母には。かなり辛い思いをさせたと思います。

④私の「潔癖症

私は、少々強迫神経症的な潔癖性、特になにか汚い物に触ったと思ったら、徹底的に手を洗います。これは、認知症に限らず、高齢者介護では、かなり重荷になりますね。かといってすぐには治らない「潔癖性」、これには、本当に参りました。特に、母が失禁したときの処理は、本当に辛かったですね。

⑤私の「人の言動をすぐに否定する性格」

これは私の思い込みの強い性格と重なって、母が何かするたびに、「認知症だから、また、何か変なことをしようとしている」と思い、母がなにかする毎に、はっきり確認せずに、すぐに、「それはまだやらなくていいよ」、「それはダメだよ!」と母の行動を否定・非難してました。