良寛さんの言葉に
『おらがおらがの「が」を捨て、おかげおかげの「げ」で生きよ』
とあります。
一般的には
『俺が俺がの我《が》を捨てて、お陰お陰の下《げ》に生きる』
と言われているようです。
私は、これまで、『俺が俺がの我』が強かったようです。何にでも出しゃばり、私の言うことは正しい、そんな風に人に対応していたように思います。
でも、認知症の母を介護しながら、家事をしていると、多くの人のお世話になりながら、生活していることを実感します。
ゴミを収集する人、宅急便を配達してくれる人、毎週頼んだものを配達してくれる生協の人、電気・ガス・水道のインフラも多くの人のサポートがあります。
生活は多くの人に支えられているからこそ、成り立っている。家事をしながらつくづく思います。
『俺が俺がの我《が》を捨てて、お陰お陰の下《げ》に生きる』
大切な言葉です。