シニアからの学び

介護・主夫業・花作り, etc. シニアから学びの日々が再び

田舎は面倒くさいことが多い! でも「面倒くさい」ことが「シンプルで豊かな生活」に

今回は独り言+ボヤキ日記です。福岡の都会から、田舎の長崎の離島に戻ってきた私。なにせ、面倒なことが多くなりました。

 

近所付き合い、回覧板、家の外まで掃除、日々の挨拶、みんなでの地域掃除などなど。今日は、たまった家事も多く、気分は相当ブルー。こんな日は、なにもかにも「あー面倒くさい」(←悪い癖です)。

 

そこで、「開き直り」の登場。まあいいか、一つずつ一つずつと、台所の片付け、ゴミ集め、玄関の掃除、家の外の掃除、庭の花たちの手入れ。

 

そうしていると、突然、「アレッ、面倒くさいことって、大事な事では」と頭の中に。そこから、頭の中に「面倒くさいと思っていた田舎の付き合い、実はとても大切なことかも」が浮かんできました。

 

そうなんです、都会の生活に慣れていた私は、田舎の生活を忘れていました。

 

面倒な近所付き合い・・・これがあるからこそ、なにかあったとき助けてくれる。実は嫁のお父さんは近所の人が、日常の様々なことをサポート(買物、台風前の準備など)。

 

家の外まで掃除・・・あるとき、近所の人から、家の外に草が生えているよとアドバイス。それから、しぶしぶ、家の塀の外のゴミも草も取るようになりました。考えたら当たり前ですね。

 

日々の挨拶・・・田舎に来て感じたのが挨拶が多いこと。ゴミ捨て時の挨拶、道ですれ違った人とも挨拶。そして、子どもたちは、大人をみると挨拶。

 

美しい自然・・・私の住む離島の空は、都会とは違い、高いですね。雲の上に空があります。そして、星が輝く星空、月も大きく見えます。

 

考えてみたら、掃除も挨拶も生活の基本ですね。田舎にきて、玄関や家の外の掃除の大事さを実感。そして、挨拶、気持ちがいいですよね。面倒な回覧板も、回すことで近くに誰が住んでいるのか分かります。

 

都会と比べて、本当に田舎の生活は面倒くさいことが多いですが、このことが「シンプルで豊かな生活」につながっているような気がします。今日は、改めて、田舎での生活の仕方が分かった1日でした。

 

だからといって、「都会より田舎のほうがいいよ」なんてヤボなことはいいません。

 

田舎だって欠点は数多くあります。虫がたくさん(ゴキブリ、ムカデまで)、娯楽施設なし、映画館無し、ユニクロ無し、美味しいケーキ屋・パン屋皆無・・・などなど。そして、田舎に無いものは都会にはあります。今、住んでいる所の良さを今一度発見したらいいですね。

 

話しは脱線して(だから日記が長くなる)。家事、男の私からしたら、もうこれは「面倒くささの固まり」みたいなものです。3食の準備・片付け、洗濯、掃除、お風呂の準備、ゴミ集め、不要品の廃却などなど、毎日、やることがてんこ盛り。でも、これを淡々とこなすことで「シンプルでも充実した豊かな生活」に。

 

と考えているうちに、「おやっ、面倒くさい私は、これまで面倒くさいことを全て嫁に任せてきたのでは」と頭の中に反省の弁。でも、こんなこと、嫁には決して言いませんよ。いつも文句しか言わないので、言ったとたん「エッ、今何を言ったの? 頭が変」で決まりです。沈黙は金なり。

 

(注)写真1枚目は今年の3月に咲いた水仙(来年も咲くはず)。2枚目は一昨年の水仙水仙の咲く時期はチューリップも咲いて影が薄くなりがち。でも、水仙は可憐で可愛い花。