シニアからの学び

介護・主夫業・花作り, etc. シニアから学びの日々が再び

母と私の庭造りの違い それは”丁寧さ”

母は、認知症になっても、毎日、庭に出て、花の手入れをしていました。

母は、丁寧に花を並べ、丁寧に土を耕し、丁寧に雑草をとり、丁寧に枯れた花を一つ一つ摘んでいました。その結果、添付の写真1(綺麗な方です)のように、庭は見事に整理されていました。

一方、私といえば、花は適当に空いた所に植え、雑草も大きなものだけ抜き取り、枯れた花を摘むのもパッパッと短時間。その結果が、添付の写真2(雑然とした方)です。

母と私の違いは”丁寧さ”。私は、効率優先で丁寧さに欠ける庭造り。

話しは少し脱線して、私の昔の仕事はコンピュータエンジニアでした。とにかく忙しく、平日も毎日5~6時間残業、休日も週1日以下。

それでも、私の若い頃(1980年代~1990年代前半)は、まだ、丁寧に仕事をしよう、教育もしっかりしようという考えはありました。

でも、それ以降、年功序列廃止、能力主義になると、職場の雰囲気は変わりました。とにかく成果優先、効率優先に変わっていきました、教育もいい加減に。多分、ほとんどの会社がそうなったと感じています。

そして、社会では、インターネットが普及し、なんでもネットの社会になりました。もう、ネット、スマホ無しでは生活できなくなったような気がします。

話しがずいぶん脱線しましたが、私の場合だと、この成果優先、効率優先が頭にたたき込まれ、”丁寧さ”という考えが、消えてしまった感じがしています。

昔の生活は質素でしたが、とても丁寧でした。

母は毎日、数回掃除をして、いつも部屋は綺麗でした。そして、暖かいご飯と美味しい味噌汁、おかず一品、漬物、そんな食事でしたが、とても美味しかったことを覚えています。

最近、よく考えるのが、この”丁寧さ”。

家事でも、丁寧にやると、キチンと終りますが、さっさとやると、やり残しがでてきます。結局、さっさとやって、効率優先だと、逆に手間が増えています。

これからは、”丁寧さ”を考え、生活していきたいと思います。