母を連れて、病院の精神科に行って、認知症診断を受けた結果、”レビー小体型認知症”ということが分かった(2019年1月)。
認知症には、それまで関心があったが、”レビー小体型認知症”と聞くと、エッ何?という感じだった。
それから、本などで調べて、一般的に言われる”アルツハイマー型 認知症”の次に多い、認知症のタイプだと言うことが分かった。
認知症の代表的なのは”アルツハイマー型”で、記憶障害になり直前の記憶が失われる(昔の記憶は残っている)タイプ。
”レビー小体型”の認知症は、記憶障害も少なからずあるが、それに加え、気分の変動が大きく(調子の良いとき悪いときの差が激しい)、パーキンソン症状(筋肉が硬くなる、転びやすい)も発生する認知症。
■経験して始めて分かった認知症
母の認知症の介護をはじめる前にも、認知症については、自分なりに様々勉強してきたが、実際に介護をしてみると、それまでの認知症の知識がいかに貧しかったかが分かった。
実際に認知症の介護をしてみて始めて、認知症がいかに別世界のものであり、実際の私達の世界とはかけ離れているかが分かる。認知症の母が、何故こんな行動をするのかと、何度も考え込んでしまった。
■認知症の検査は早めが良い
実は、母がおかしいことに気づいたのは、2018年11月、その後、地域包括センターに相談して、精神科を受診し、認知症診断を受けたほうがいいと勧められた。そして、認知症の診断を受けたのが2019年の1月で、このときに”レビー小体型認知症”と分かった。
認知症と診断されたお陰で、どのように対応すれば良いか、その方向性が分かったので、やはり、親も行動が少し?と感じたら、早めに診断を受けた方が良いです。
なお、精神科を受診する際、母には、「歳をとるとボケてきて、もの忘れがひどくなるから、一度、病院で診てもらい、良い薬をもらったほうがいいね」と伝え、納得してもらった。診断を受ける際の説得方法は、人それぞれ様々と思うので、工夫が必要ですね。
■信頼のおける医師(先生)を選ぶことが大事
認知症は全く別世界で、長く付き合うことになるので、最初に、地域で信頼のおける医師(先生)を選ぶことはとても大事です。
私の場合、市役所の地域包括センターのケアマネージャーに相談して、2名の医師を教えてもらい、その中から1名の方(地域の総合病院)を選んだ。
この先生のおかげで、適切な薬を処方してもらい、また、介護の考え方(一喜一憂しない、長い目で考える)も教えてもらった。
■一番参考になった本
作者:小阪 憲司,尾崎 純郎(執筆協力)
出版社/メーカー: 紀伊國屋書店
”レビー小体型認知症”を介護する人には、とても役立つ本でした。著者は、世界で初めて”レビー小体型認知症”を発見した人(日本人 小阪憲司 先生)。
上記と同じ先生(小阪憲司 先生)監修の以下の本も分かりやすいです。