シニアからの学び

介護・主夫業・花作り, etc. シニアから学びの日々が再び

花作りで健康に! 運動、日光浴、認知症ケアにも

私は生来、”ズボラな人間”、退職後、認知症の母を介護するまでは、1日中パソコン三昧、座ったら4~5時間はそのまま。運動もなし。本当に不健康な毎日でした。

それが変わったのが、認知症の母の介護で始めた「花作り」。母は認知症になっても、花作りを楽しんでいました。私も仕方なく、母と一緒に、花を植えたり、花の手入れ、水やり、そして、嫌な雑草取り。これで、花作りを覚えました。

(注)認知症になっても花作りはできますが、様々なことを忘れるので、サポートは必要です。

その後、自宅介護が限界になり、母はグループホームに入所。私は、そのまま実家にいて、”庭の花作り”を母から引き継ぎました。そして、2年かかって、ようやく、花が咲き、雑草の少ない庭に。

お陰で、今では、”花作り”は、私の生活の一部分になり、私の楽しみにもなりました。”花作り”は、外に出て太陽にも当り、運動にもなり、気分転換・リフレッシュにもなっています。また、認知症ケアにも良いと言われています。

なお、リハビリ・精神性疾患の治療に使われる「園芸療法」があると最近知りました。「園芸療法」は五感を刺激するなど、活動を促進する効果があり、“生きる喜び”、“できる喜び”を感じることで認知症予防、認知機能の維持・向上が期待できるそうです。「園芸」は、認知症になっても楽しめ、自然にも触れ、生きがいにもなり、かなり有効ですね。

人生100年時代、「園芸」など、”楽しみを持つ”ことは、とても大事な時代になりました。なお、野菜・花を好きなことが、園芸には、とても大事な気がします、「好きこそものの上手なれ」です。そして、スタートは、園芸の先輩達、ご両親、ご兄弟、友人などから教えてもらうことが一番の近道かもしれません。また、「趣味の園芸」のTVや雑誌は、とても参考になります。

なお、身近な楽しみとして、もう一つ忘れてはならないのが「料理」。これも、母の認知症の介護の中で覚えました。2年かかって、ようやく満足できる”ご飯炊き”と”味噌汁”、何回も失敗した数々の料理、奥が深いです。

「園芸」、「料理」共に、自然に触れ、体を使い、頭も使って、気分がリフレッシュ。体にも心にも良いですね。また、他の人と一緒に楽しめるというのもgood!です。私は、認知症の母と、この二つを楽しみました。それに、両方共に、奥が深く、これで卒業ということはありません。やればやるほど疑問や難問が出てきます。これを解決するのも楽しみですよね。

「園芸」、「料理」、人生100年時代の今、楽しみ、生きがいの為、もう一度、強い関心を持つ必要がありそうです。
ただ、「園芸」、「料理」を楽しむために大事なポイントがありますね。常に頭の中に入れておきたいです。
①無理はしない、健康第一! 無理はダメですね
②楽しんで、継続! 楽しむことも能力、継続は力なり
③失敗にメゲない! 失敗からたくさん学べます

 

【参考】
心と体に効果的!園芸療法とは? | ホスピタルメント | 桜十字グループの有料老人ホーム

www.hospitalment.co.jp

上記サイトに、認知症ケアとしての効果として、次が説明されていました。確かに、園芸は認知症にも効果がありそうです。

認知症効果への期待
①自分で育てることで自尊心や充実感が生まれる
②植物の成長を楽しみ、未来へ対する期待
③開花・結実・収穫などの達成感を味わい自信を持つ
④身近な人とコミュニケーションが増え、社会性を維持する