シニアからの学び

介護・主夫業・花作り, etc. シニアから学びの日々が再び

ストレス解消に役立つコーピングとは 自宅介護・仕事などのストレス対策に有効

花作りは、認知症の母を自宅介護している時、私にも母にも、良い気分転換、リフレッシュの時間でした。私には、介護をしていることを忘れさせる時間だったと思います。

 

認知症の母を介護しているとき、読んだ本の中に、認知症の介護の人には「コーピング」が有効とありました。調べたら、コーピングは、ストレスに対処する方法として注目されていました。

 

コーピングには、「行動コーピング」と、頭の中で行う「認知(考え方 / とらえ方)コーピング」があります。

 

①実際に何かを行う「行動コーピング」
 趣味を楽しむ、体を動かす、交流する、見る・眺める、自然に触れる など

 

②頭の中で行う(考え方 / とらえ方)「認知コーピング」
 考え方を変えてみる、あきらめる・忘れる、問題を整理する など

 

ストレスに対処する方法、コーピングは、認知症の自宅介護ではとても有効でした。また、仕事でストレスがたまる場合も有効だと思います。

 

認知症の自宅介護はとてもストレスがかかるもの。母が認知症になったとき、私は母と花作りをしましたが、認知症の母も、介護する私も、リラックスできる時間でした。時には、母を一人置いて、半日実家に戻ることもありました(認知症が軽度の頃)。

また、考え方を変えてみると、介護する側にも良いことがあると気づくようになりました(家事、特に料理を覚える)。さらに、毎日、眠い目をこすりながら、介護日記を書くことで、介護の問題点、改善策も見つかるようになりました。

 

なお、コーピングを効果的にするためには、コーピングリストが有効です。自分がストレスを感じたときに役立つ、有効なストレス軽減方法を整理し、リストにしたものです。

 

好きな食べ物、音楽、自分をいたわる言葉など、とにかく、ストレスを感じた時に、機嫌が良くなったり、楽しくなることを洗い出して、一覧表にします。そして、実際にストレスを感じた時、何が効果的かを検証し、自分に合うストレス対処方法(コーピングの方法)を探します。

 

私の場合は以下がコーピングリスト(ストレス対処方法)

①コーヒーを飲む
②甘い物を食べる(特にチョコレート)
③花を植える、眺める
Spotifyで好きな音楽を聴く
Amazonプライムビデオを見る
⑥好きな本を読む
⑦日記を書く(良かったこと、感謝したいこと)
⑧好きな豆を煮る(小豆、金時豆
⑨美味しい味噌汁を作る

 

こんな風に、好きなこと、楽しめるものをたくさん洗い出して、ストレスを感じた時に、その中から選んで実行し、ストレスを減らします。なかなか有効ですよ。

 

少し専門的になりますが、詳しくは、下記を参照下さい。

心理的危機対応プラン「PCOP」日本語版リーフレットPDF版
https://stopijime.jp/wp-content/uploads/2020/03/PCOP-user_v2single.pdf

 

皆さんにお勧めなのが、日記を書くこと。良かったこと、感謝したいことを、3個ずつを目標に、洗い出します。そうすると、「意外にやっている自分」「感謝することは身近な所にある」と気づくようになります。

 

おっと、嫁が頭の中に、「コーピングのリストの中に、”煙草を吸う”が入ってないじゃない、もう止めたのね?」。いえ、あの、その、煙草はまだ吸っていますが、皆さんにはお勧めできないもので・・・まだ吸っています、スイマセン(”吸いません”ではないですよ、謝りの”すいません”です、ハイ)。