シニアからの学び

介護・主夫業・花作り, etc. シニアから学びの日々が再び

写真公開時に注意したいこと 安易に公開すると危険!

今は、SNSTwitter・ブログなどで写真を公開することが増えました。でも、この写真の公開、実に様々な危険が潜んでいます。今回は、ネットで写真公開時に注意したいことを紹介します。写真には多くの情報が含まれていますので、公開時には、充分注意してください。

 

なお、安易に写真を公開すると、自宅や個人が特定されたり、一緒に写っている人からクレームが来たり、犯罪に巻き込まれたりしますので、インターネットで写真を公開する危険性を知った上で、写真を公開する必要があります。

 

例えば、近所で撮った写真が複数枚あるだけで、住んでいるエリアまで、簡単に特定されます。家の外観が写っていれば住所特定も難しくはありません。

 

更に、写真データにはExif(イグジフ)情報といって、撮影に関する情報が記録された領域があり、その中には撮影場所の位置情報(GPS情報)などがあり、危険です。

スマホの写真を公開することが多い場合には、位置情報が記録されないよう、写真アプリは”位置情報を記録しない設定”にすることが大事ですね。

 

まずは、《写真を公開する危険性》について紹介します。

①写真に写っている内容から場所を特定される
②写真データのExif(イグジフ)のGPS情報から場所を特定される
③他人(友人も含む)が写っている写真を公開して「肖像権」を侵害する
④子どもの写真を児童性愛者に悪用される

さらに、専門家は、ブログなどに載せた写真から指紋の情報が盗まれるリスクがあると指摘しています。ピントが合っていれば、指紋情報を抜き出すことができるという時代にまできています。

 

《私が写真を公開する場合、注意している点》

①自宅付近の写真など自宅を特定されやすい写真は公開しない
②写真の位置情報(Exif)は事前にアプリで削除する設定に
 (スマホのアプリには、この設定が基本的にあります)
③家族、親戚、友人の写真は公開しない
④他人がはっきり写った写真は公開しない
⑤動画を公開するときは他人が写った部分はカットして公開

 

実は、他人が写った写真や有名人が写った写真を、勝手に公開すると、肖像権という権利や、パブリシティ権という権利を侵害することになるので、要注意です。

①街を歩いている人を撮影した場合、その人の許可なく勝手に写真を公開できません(肖像権の侵害)。

②有名人の写真を、無断でブログ・SNS等で公開することは、基本的にできません(パブリシティ権の侵害)。

 

著作権法などの法律で規定されていませんが、「人は私生活上の容姿を無断で撮影されたり、写真を勝手に公表されない権利を持っている」として、判例上も古くから認められているものです。

 

なお、もう少し詳しい内容を、私のブログで公開していますので、もし、良ければ参考にして下さい。

 

ネットへの写真公開で場所が特定されたり悪用 写真公開の危険性とは
https://netyougo.hatenablog.com/entry/2021/11/04/200752

他人を写真で撮って公開すると”肖像権侵害”、有名人の場合は”パブリシティー権侵害”
https://netyougo.hatenablog.com/entry/2021/11/06/090759