シニアからの学び

介護・主夫業・花作り, etc. シニアから学びの日々が再び

クリスマスだ やれ正月だと 騒がしい世の中 マイペースで疲れをとりたい!

今回は、長いボヤキです、気楽に読んで下さいね。

世間は、ビッグフライディで値引き商戦、クリスマスだ やれ正月だと 騒がしい世の中。でも、この時期、ゆっくり疲れをとりたいですよね。

最近は、年末・年始は静かに過したいと思うようになりました。年末は1年の疲れがドッとでる時期、私は、この時期、疲れで、よく体調を壊してしまいます。

少し前までは、いろいろ考え、せわしく行動してました

クリスマスケーキはどこの店に頼もうかな?
おせち料理はどうしようかな?
大掃除はどこをやったらいいかな?
お歳暮はどうしよう?
年賀状も作らなくちゃ!
などと、もう、大変な12月でした。

でも、認知症の母を介護してから、「あーなんでもない普通の生活が一番いい」と思うようになりました。そうなんです、家族が健康で、普通に生活でできること、これってとても素晴らしいことなんですね。特別なことは必要ないですね。

高いクリスマスケーキや豪華なおせち料理が無くても、普通のケーキのクリスマス、そして、年末は鴨鍋、年始はお雑煮、煮物、そして煮豆(私が大好きです)だけのシンプルな料理、TVは2日、3日の箱根駅伝

私にとって、これが最高! 一番です。他はいりません!

ちなみに煮豆は、かなり懲ります。これだけは譲れません。白花豆(煮豆)は嫁が煮て、小豆(ぜんざい)と金時豆(煮豆)は私が担当。小豆と金時豆を煮る腕は、嫁より私が上(あくまでも自称、内緒です)。

なお、一点豪華主義、好きですね。いろんな贅沢はいらない、でも、これだけは贅沢したいという考え。逆に、これがあると、お金が少なくても、豪華に過ごせます。

ちなみに、私は二点豪華主義。煮豆とコーヒー。この二つ、いつも美味しくて、ほどほど安いものを探しています。

健康で、何事もない普通の生活、そして、数点豪華主義(最大3つ?)、これだけで充分ですね。

なお、普通の生活の中にも、いろんな学びや工夫があり、楽しめます。例えば、料理、日本食の代表的な”ご飯”と”味噌汁”、これを美味しく作るのは本当に大変です。

ご飯を炊くとき、米の種類は?、二合に水は何CC?、水に浸す時間は?、新米は水は少なめなどなど。味噌汁の味噌の種類は?、減塩/普通どっち、和風だしは鰹系、昆布系どっち、また減塩/普通どっち。

自分や家族に合った、美味しいご飯と味噌汁を作るには、本当に様々な試行錯誤が必要だと感じています。「エッー、そんなに難しく考えなくていいよ!」と嫁に言われそうですが(ちなみに嫁はかなりの楽天家)。

ということで、やっぱり、年末・年始は静かに過し、疲れをとり、数点豪華主義で心の満足を得る・・・これが私には一番です。

最期に、この時期にピッタリの、中国の古典の「老子」から「知足知止(ちそくちし)」という言葉を紹介。素敵な言葉ですよ。

 「知足知止(ちそくちし)」
 足(たる)を知り、止(とどまる)を知る
 今の状況に満足し、アクセクせず今という時を大事にする

今に不満で、先ばかりを考え今を大事にしない、私を含めた現代人へのアラームかもしれませんね。

私の子どもの頃は(昭和30年代、かなり古い)、卵もバナナも滅多に買えず、遠足や運動会といった行事でしか食べれませんでした。牛肉はとても高価で食べた記憶は無いですね。今は数倍、昔より生活の質は上がっていると思います。

あーこんなこと言ったら、若い人から「おじさん、そりゃ古い昔のことだよ」と笑われそうです。でも、そんな時代もあったのは事実。貧乏でしたが、意外に幸せでした。

まあ、昔話はここらへんにして、「知足知止(ちそくちし)」、今で充分、大事なのは今、本当にいい言葉です。