シニアからの学び

介護・主夫業・花作り, etc. シニアから学びの日々が再び

「悪いこと」は拡大解釈されがち 逆に「良いこと」を見つけ拡大評価しよう!

人は、悪いところはすぐに目につきますが、良いことはなかなか見つかりませんね。そして、悪いことは過大評価し、良いことは過小評価しがちです。

ユリ、グラジオラスなど背の高い花が多い私の庭。数日前、強い風と強い雨で、倒れた花がチラホラ、こんな時、悪いことを強調して考え、そして、落ち込み、”あーなんてことに!”と嘆いて、気分はブルー。しばらく呆然。

でも、こんな時こそ、自分を前向きにしようと、良いことを探してみました。そしたら、意外に元気になった花もチラホラあります。悪いことはすぐに見つかるのに、良いことはジッーとみないと見つかりませんね。

・雨のお陰でユリが大きく成長し一部はようやく咲いた
日々草が元気になった
・ヒマワリも雨のお陰で元気になった
・元気なく弱っていたコスモスの苗が元気になった

これで、少しやる気が出てきました。そして、花の荒れた所を修復。

・倒れた桔梗、ヒマワリを起こしてあげ元の状態に
・大きくなりすぎたゼラニウムは倒れた枝を切ってスッキリ
ゼラニウムの切った枝は空いた場所に挿し木
・高すぎてユラユラしていたグラジオラスは切って玄関の花瓶に

それにしても、不思議なのは、台風や大雨でもメゲない農家の人のたくましさ。

農作物がダメージ受けた時の、インタービューを受けた農家の人の答えが、いつも前向きなんですね、やっぱりすごい、たくましい! 以前、全ての農作物がダメになった農家の人が、「全滅だけど、来年に向けて、また頑張ります」といったことには、とても驚きました。

気の弱い私なんかは、台風や大雨で、花が少しでもやられると、落ち込んで気分はブルー、しばらく、やる気無し。でも、農家の人は、生活がかかっているのに、被害を受けても、前向きで大らかです。

やはり、自然を相手にしていると、大らかで、たくましくないとダメですね。自然は人が思うようには動いてくれませんからね。

それにしても、自然は晴れたり、雨が降ったり、いろんな動きをします。最近の豪雨や強烈な台風は、人間の環境破壊に問題がありそうですが、それを除けば、自然は、晴れ・曇り・雨で、うまくバランスを取っているような気がします。そのバランスのお陰で、花もグングン成長するんですね。雨を嫌だなあと思うのは、人間の勝手かもしれませんね。

なお、悪いことがあった時、悪いことはすぐに見つかります。そして良いことは、なかなか見つけにくいです。時々、「3行日記(良かったこと3点、感謝したいこと3点」を書くのですが、なかなか見つからないのに驚きます。

なぜ、人は良かったこと、感謝したいことを忘れるのだろう? もし、良いこと、感謝したいことが、頭にすぐに浮かんだら、最近起こっている悲惨な事件も少なくなるかもしれませんね。

また、認知の歪み(ひずみ)というのがありますが、その中に、「拡大解釈」と「過小解釈」というのがあります。失敗や悪いことが実際より大きくみえる「拡大解釈」と、成功や良いことが小さく見える「過小解釈」してしまう認知パターンです。

だから、逆に、なんとか「良いことは拡大評価し、悪いことは過小評価」する心構えが必要ですね。悪いことを拡大解釈して、暗い気持ちになったら、行動が鈍ります。良いことを拡大評価して考える事で、明るい気持ちになったら、「なんとか、やるぞー!」と前向きになれますからね。