シニアからの学び

介護・主夫業・花作り, etc. シニアから学びの日々が再び

物にあふれる生活からの脱皮 ~健康なうちに物を処分!

私も、もう70歳、健康寿命まで後何年?と考えると、10年もないですね。この健康寿命までにやって置くべき事があります。それは物の整理と処分!

実家の両親の物の片付けをしていて思ったのが、物の多さ、もう大変でした。父は既に6年前に他界したので、ほとんど無いですが、母の着物・洋服は3つのタンスにびっしり、古くなった家電製品、お祝い事でもらった品々、大皿などの食器類、もうてんこ盛り!!

これを見て思ったのは、歳を取れば取るほど物を処分して身軽にしないと、使わない物に囲まれた生活になると。物を少なくして、厳選したものを日々使う、それが丁寧に生きることにもつながりますね。

今は、大量消費の時代。新しい物をどんどん買って、今まで持っていたものは部屋の隅に置かれ使わなくなる。そして物が増え、増えすぎたら捨てる。これは、地球環境に悪い習慣ですね。今あるものを大事に使い、丁寧に生きる、そんな単純なことが地球環境にも少なからず貢献します。

少々前置きが長くなりましたが、実家に引越すこともあり、自宅の物を整理し、処分(リサイクル業者に売却)することにしました。若いときからのCD、本は、たまりにたまっています。CDは約900枚、本は大きな本棚3個分。で、結局、使うかというと、CDは皆無、本はまだまだ買っていて、本棚の本で使うのは数冊程度。この物の多さにア然・・・

そこで、CDは650枚近く売却しました。本も売却予定ですが、売却する本、どれぐらいあるのだろう、予測がつきません、多分600冊~700冊ぐらいかな?。

改めて物の多さと利用頻度の少なさに呆然・・・まあ、若いときには、これでも良かったかもしれませんが、年をとると、物の管理が面倒くさくなり、普段使う物も限られてきますね。だから健康なうちに物を処分しましょう!!

なお、物を処分(私はリサイクル業者に売却)するときに大事なのは、本当に必要な物は何か、そして何を残すかをよく考えた方が後悔が少ないですね。私は、次のように考えて処分しました。
 ①CDは好きなクラシック曲のCDとロックの名盤に限定
 ②本は古典、精神療法、仏典、聖書、何度も繰り返し読んだ本に限定

年をとると、多くの物を楽しむより、少ないものに厳選して、それを味わうことが大事なような気がします。普段よく使う物で生活することで、リラックスし安心して生活できますね。

「物に束縛されず、物を味わう」それが老後かもしれません。

例えば、音楽でも、無闇にいろんな曲を聴くのではなく、自分が好きな曲を厳選して、それを何度も聴き、味わう。これが意外に楽しいですね。何度も聴くことで、新たな発見もできます。

本も、以前は乱読でしたが、もう限界! 本も厳選することにしています。アレコレ本を読んでも頭に残りませんし、理解も浅くなります。本を厳選して何度も読むことで、理解も深く、新たな発見もあります。

本を厳選するうえで、よく言われることに、「無人島に持っていくならどんな本を持って行きますか?」というのがあります。本は心の灯、心の支えです。少なくなった残りの人生、どんな本を自分の支えとして持つか本当に大切です。万が一、認知症になっても、自分を助けてくれる本を何度も何度も読みたいですね。

なお、歳をとると、今までの自分を振る返り、自分を見つめ直すために、仏典と聖書は必要な気がしています。これらの本には生きていく上で、とても大事なことが書かれています。

それから、服も厳選が必要ですね。服を捨てようかなと嫁に言ったら「背広はたくさんあるけど、どうするの?」と言われました。あー、そうか、もう背広はいらないですね。着ていく場面がかなり少ないです(礼服意外は無いかも)、ズボンもシャツも同じ、そんなに必要ないですね。服もどんどん処分しようと思います。

若い頃に多量に買い込んだ物、厳選したもの以外を処分し、身軽になれば、物に縛られることなく、厳選した物を味わうことができます。そうすることで、限られた時間を有効に活用することもできますね。

年をとったら、物に支配されるのではなく、物を味わう、そうすることで、新たな発見もできます。もう一つ大事なこと、「新しく買ったら、その分は捨てる」ということも、物を増やさないために必要ですね。

付記:物は捨てるのではなくリサイクルへ

最近、900枚あったCD、その中の650枚をネットで買取業者を見つけ、買取してもらいました。本も買取業者を見つけ、現在、600冊~700冊の本を段ボールにつめて、買い取ってもらう予定です。やはり、捨てるよりリサイクルですね。地球環境保護のためにも、また、これまで自分を助けてくれた物に対する感謝の意味もあります。