シニアからの学び

介護・主夫業・花作り, etc. シニアから学びの日々が再び

心がけたい「止まって、見て、進む」 止まると思わぬ発見が

アメリカの有名な講演会「TEDトーク」というのがインターネットで公開されていますが、その中の一つの講演に以下がありました。

 

TEDトーク

「Want to be happy? Be grateful (幸せになりたい? 感謝しなさい)」

 

講演者は、Brother David Steindl-Rast(ブラザー、デヴィッド・スタインドル=ラスト)と言う人。この講演の中の言葉に素敵な言葉があったので、紹介します。

 

「止まって、見て、進む(Stop. Look. Go.)」

 

という言葉です。大事なのは、最初の「止まって」ということ。止まらないと、じっくり見ることができず、問題も見逃しますね。

横断歩道を渡るときと同じです。止まって、(左右を)見て、進む。最近は赤信号でも止まらない車がいるので危険です。

 

私も含め、現代人は、立ち止まる事が少なくなった気がします。忙しくバタバタすることが多く、この「止まって、見る」ということが少なくなりました。

 

でも、花作りでも、「止まって、見る」を心がけると、いろんな事が分かるようになりました。例えば、百合の葉っぱが虫に食われていると分かって薬をかけたり、土の状態が悪くなってリサイクル材を蒔いたり、元気がなくなっていると感じ追肥をしたり などなど。

 

忙しくバタバタしていたら見えないものも、立ち止まると見えるような気がしまう。そして問題点が見えたら、対策を考え行動する。

 

「止まって、見て、進む(Stop. Look. Go.)」(横断歩道方式)

 

この言葉、60歳を過ぎ、会社を定年後の生活でも、とても大事な気がします。それまでは、アクセス、止まることもせず、働いてきました。でも、そのせいで、自分や家族のことを考える時間も余裕も無かった気がします。

親の介護も一段落した今、ようやく、気分的に”立ち止まる”ことができます。で、立ち止まって考えるのは、「あー自分は成長していない」と言うこと。

昔の日記を見直してみて、日記には”自分はここを変えたい”とあっても、変わっている気配無し、かえって悪くなっています。人のことを考えない、自分の考えをごり押しする、すぐ怒る・・・などなど。

シニアになり、せっかく、自由な時間が増えてきたので、やはり、ここは、いったん停止! 、立ち止まり自分を見つめ直す絶好の機会のような気がします。