シニアからの学び

介護・主夫業・花作り, etc. シニアから学びの日々が再び

ゼフィランサスが1年待って咲きました! 「待つ」こと大事ですね

庭に植えていた、ゼフィランサス(白い花のタマスダレ)、1年待って、ようやく咲きました!

他の花と同じように、毎日水をやり、毎週液体肥料をやっていました。そのたびに、なかなか花が咲かないなあ?と思ってました。そして、1年がたった今、何と、綺麗なゼフィランサス(白い花のタマスダレ)が突然咲いていました。いやー、本当にビックリ!

1年前、植え替えた時に球根が元気だったので、もしかしたら咲くかもと思い、1年間待ちました。自分ながら、よく1年待ったと思います。なお、タマスダレは球根が増えるので、分球すれば、簡単に増やすことができ、強い花ですね。

花って不思議ですね。枯れたと思っても、諦めずに、水やり、液体肥料、緩効性肥料を与えていると、突然咲き出すことが多々あります。私は、このことを、ゼラニウム、ダリア、ナデシコで経験しました。

そして、今回のタマスダレでも経験。我慢して、我慢して、期待して待ち続けることの大事さを、またしても花に教えられました。

私は、せっかちな人間で、待つことが苦手。特に、人間関係では、私は「待てない人間」、人のことは考えずに、あくまでも自分のペース、わがままなんですね。でも、何故か、花作りは待つことができます。

なお、“焦らず、待つこと”は、花作り以外でも大事ですね。「待つ」ことは、相手を信じること、相手のペースを守ることにつながります。現代は効率優先、スピード優先の時代、待てない社会になってます。

「待てば海路の日和あり(まてばかいろのひよりあり)」

という諺があります。「待っていれば、航路に適した穏やかな天気がやってくる」ということから、「辛抱強く待っていれば、そのうち好機が訪れる」という意味になります。

でも、何もせずただ待ってるだけでは、よい好機がきても、良い結果はでませんね。ひたすら力を蓄える(花であれば水かけ、肥料)ことがあって、良い結果がでます(花が咲きます)。その意味では、次の諺が、本当の「待つ」の意味かもしれません。

「人事を尽くして天命を待つ(じんじをつくしててんめいをまつ)」

人間の能力でできる限りのことをしたら、あとは焦らず、天の意思に任せるという意味ですが、とにかく、出来るだけのことをして、その結果を待ち、結果がOKかNGかは、運次第ということになります。ただ、NGの場合でも、出来るだけのことをしたので、その努力は、なんらかの形で残りますね。

「待つ」ということは本当に難しいです。とにかく信じて、結果を出るのを楽しみにして、出来るだけの準備をする、そして、結果は、天に任せるという気持ちですね。

「待つ」ということで、もう一つ大事なのが次の諺ですね。

「急いては事を仕損じる(せいてはことをしそんじる)」

急いでいる時ほど冷静な行動をとるべきだという意味です。焦っても良いことは一つもありません。気持ちが焦っていればいるほど、冷静になり、時がくるまで待つという心構えが大事ですね。

不思議ですが、何事にも、適切な時があるような気がします。何か上手くいかないとき、バタバタと焦りがちですが、実は、その時は「待つ」時かもしれません。上手くいかないときは、その時がくるまで、焦らず「待つ」ということはとても有効な気がします。

旧約聖書の中の「コヘレトの言葉」の中に素敵な言葉があります。
『何事にも時があり 天の下の出来事にはすべて定められた時がある。』

それにしても、花作りは、心の鍛錬にもなりますね。待つことに加え、毎日の水やり、毎週の液体肥料、花殻摘みなどの花の手入れ、雑草取り、私はもともと、ものぐさ人間ですが、花をみると動かざるを得ません、花から鍛えられます。