シニアからの学び

介護・主夫業・花作り, etc. シニアから学びの日々が再び

花作りにとって大事なこと 先入観をなくしチャレンジ そして失敗・不運にメゲないこと

今は施設に入っている母が好きだった「葉牡丹」。何故か好きになれませんでした。何故? 理由は無いんです、「なんとなく好きになれない」。

この「なんとなく好きになれない」というのがくせ者ですね。いわゆる先入観、思い込み。私はこれが強い性格。人をみても「なんか好きになれない」。こんな風に見られたら、人はたまったもんじゃないですね。

先入観、思い込み、危険です!

実は、先日、母が入っているグループホームの人が母の冬の服をわざわざ家まで取りにきてくれました。でも、とても無愛想。さっさと服を取って持って行きました。変な人だなと第一印象(これが先入観)。

で、翌日、「昨日の服の中に、ベストが無かったので、明後日取りに伺います!」という明るい声。あーこの人はいい人だなあ、昨日の人とは違うね(これも先入観)。

で、翌日、母のベストを取りにきたのは、何と!最初の無愛想な人、嫌だなと思った人。恐いですね、先入観!

と前置きが、またしても長くすいません。このように、「なんとなく・・・だ」という先入観、思い込みは、勘違いすることが多いですね。

花作りをやってきて3年目、ピカピカの初心者の私。「なんとなく好きになれない」という先入観をなくし、いろんな花にチャレンジすることはとても大事だと考えています。

その一つが、今回植えた「葉牡丹」。苗を買ってきて植えただけですが、趣味の園芸の植物図鑑(これとても便利!)に酸性土を嫌うとあったので、有機石灰を土に加えました。

植えてみると、葉牡丹もなかなかGood! 何だったんだ「なんとなく好きになれない」先入観は!

花作りにとって、もう一つ大事なのは、「失敗・不運にメゲない」こと。最初の頃は、せっかく植えた花が枯れると、もう意気消沈!その日一日気分はブルー。そして、台風の強い風で、半分の花が倒れると、二三日、気分ガタ落ち、深いブルー。もう、花作りやめ~た!

でも、失敗は当たり前(初心者なので)、不運は避けられない(台風の進路を変えるのは無理!)なんですよね。

花作り(特に初心者)にとって大事なこと
 先入観をなくしチャレンジ
 そして失敗・不運にメゲない
つくづく感じるこの頃です。

ピカピカの初心者の私(小学一年生)が、園芸何十年の先輩達(社会人)の前で、生意気ですよね。勘弁して下さい。

なお、最期に、中国の古典「論語」から大好きな言葉を紹介。

『学びて思わざれば則ち罔し(くらし)、
思いて学ばざれば則ち殆し(あやうし)。』

広い知識を身につけても、自分でそれについてよく考えなければ、本当に理解することはできない。
自分で考えるだけで人から学ぼうとしなければ、考えが凝り固まってしまい危険。

好きですね、この言葉。短いですが内容はとても深いです。

花のことをいろいろ学ぶだけではダメで、自分でも考え、やってみること(経験)が大事。
そして、自分で考える(経験)だけでもダメで、やはり、この趣味の園芸の植物図鑑などで知識を得ることも大事です。

 

(注)写真は、今まで好きになれなかった「葉牡丹」。あるお店にあった「葉牡丹」の色合いが好きで、庭に植えました。三枚目は二枚目とは違い、花の中心に雨の水滴がたまり、輝いてみえました。「葉牡丹」、11月から3月まで咲くので冬にいいですね。